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サービス紹介
導入事例
ハマ冷機工業株式会社様

「ビークルアシスト」が業務管理の不可能を可能に
(ハマ冷機工業株式会社)

ハマ冷機工業株式会社

業種
冷凍冷蔵設備
導入台数
45台
課題
クラウド型運行管理サービス ビークルアシスト 導入事例集をダウンロード

冷凍冷蔵設備の機器販売・設計・施工・メンテナンスを行う「ハマ冷機工業株式会社」。東京の本社ほか、北は北海道旭川、西は大阪までの全4支社の社有車45台の全てに「ビークルアシスト(Vehicle Assist)」を導入しています。
ハマ冷機工業は24時間体制の勤務形態で直行直帰も多いことから、日報管理に課題を感じていたとのこと。それが「ビークルアシスト」導入で解消したそうです。
導入にあたっては、2020年から約半年間試験的に1台のみ「ビークルアシスト」を運用しつつ、他社と比較検討する時間を設けられました。そして半年の試用期間を経て、2020年6月に全社有車に一気に導入。
試用期間中の比較検討のポイントや、導入を決定した決め手は何だったのでしょうか。また導入後3年が経ち、どのような点で効果を感じているのでしょうか。管理部課長の中元寺基樹さんに聞きました。

24時間体制、直行直帰が多い勤務形態ならではの悩み

最初にハマ冷機工業の業務内容について教えてください。どのようなシーンで社有車を使われているのでしょうか。

「現場の部隊は大きく分けて設計課・工事課・サービス課に 分かれています。そのうち社有車を使うのは専ら工事課とサービス課です。

工事課は設計図に基づいて現場で作業をして、図面通りに仕上げていく際の施工管理を担っています。我々が冷蔵・冷凍ケースを設置するのは、主にスーパーなどの店舗が使われていない時間帯。ですから工事課の社員は夜中にひとりで行って、ひとりで帰ってくるイメージです。
サービス課は工事が終わった後で、冷凍冷蔵設備の不調があったときに駆けつけてメンテナンスをする部署です。実はハマ冷機は『24時間365日どんな時でもメンテナンス可能』というのがウリ。必然的にこの部署は当直があるので、不規則な勤務形態になります」(中元寺さん 以下「」内全て)

サービス課や工事課の方は直行直帰が多いのですか。

「工事課は同じ現場で10日間とか、ずっと夜中の仕事が続くわけです。そうすると会社に戻る機会があまりないので、自宅から直行直帰が多いですね。
サービス課はある程度のシフトができているので、基本的に会社に出社しますが、その時々に要望があったメンテナンスの出張からいつ戻るかは、お客様次第ということになります」

勤務時間の管理が難しそうですね。

「『ビークルアシスト』を導入するまでは、正直に言って、管理が不可能な状態でした。一応手書きの日報を書くことにしていたのですが、きちんと書くのは決まった人だけで、全く書かない人もいました。そういった状況を会社として問題視していたのが、動態管理システムを導入して、走行記録を自動取得したいと考えた理由です」

半年間の試験運用で全車導入を決定

まずは「ビークルアシスト」を1台のみ導入して半年間検討していただきました。その時には、どんなところをチェックされたのでしょうか?

「当初は何を導入するかの、方針が固まっていなかったのです。他社製品のドライブレコーダーや、車の差し込みポートに取り付けるだけでログが取れるものも、候補にあがっていました。社長は、その他社のドライブレコーダーと走行ログを組み合わせて使うのでよいのではないか、という意向でした。『ビークルアシスト』以外にもいくつか選択肢があったことから、それぞれの機器を少しずつ試験導入し、どれが一番会社にフィットするかを見ていたわけです」

他社の製品と比較検討されていたのですね。

日報の自動化と通信機能が導入の決め手

結果としていくつかの製品の中から「ビークルアシスト」を選ばれたのですが、どういうところが良いと思われたのですか。

「日報を自動化できて、そのうえ走行ログが残ることですね。手書きの日報は手間がかかりますし、先ほど言ったように、日報を書かない人もいましたので。

ハマ冷機工業の社有車

導入にあたっては社員からの反発もありました。しかし実際ログを取り始めたら、出張先での作業時間が随分減った人もいましたので、実情が分かって有用だと思いました」

つまり今まで手書きで勤務時間の日報を書いていたときは、作業時間を長めに書く人もいたということでしょうか。

「そうですね。私どもは現場でお客さんが評価してくださる仕事なので、こちらから『何時に帰ってね』と管理することは難しいのです。

例えば我々がオフィスにいて『これは何時までには終わる仕事でしょ、何でこんなに遅くなったの?』と聞いても、『いや現場でお客さんからこう言われたから、今日は残業だったんです』と言われれば、こちらとしては少し疑念があったとしても『そうですか』としか言いようがないというか……。

『ビークルアシスト』を導入してからは、事実がログに残りますから社員の言っていることとの裏付けが取れます。現場への行き帰りには必ず社有車を使うので、現場としても嘘はつけないわけです。結果的にお互いの信頼感がアップしてやり取りがスムーズになりました」

出張先での仕事が主という勤務形態ならではの、日報管理の困難が解消されたのですね。他に、『ビークルアシスト』のメリットはありましたか。

「もうひとつは、ドライブレコーダーが通信型だというところに、魅力を感じました。

今までは事故が起きても、本人の証言以外の判断材料がありませんでした。でも会社としては管理体制に落ち度があったかどうか、というところを検証しなければなりません。現場の人の『ちょっと気の緩みがあって、ぶつかってしまいました』というのを鵜呑みにするわけにはいかないのです。

その点通信型のドライブレコーダーで、危険運転がリアルタイムに知らされると『これは、運転しながら寝ているね』というようなことが事実として分かります。しかもその映像が現場や管理部門、社長にまで瞬時に共有されるわけです。

ただ『事故が起きた』というだけではなくて、画像を共有されたそれぞれの立場で、事故現場の映像を確認したり、シフトをチェックして業務改善したりといったことを、同時進行的に対応できるところがいいですね」

社有車に取り付けられたドライブレコーダー(DM02)

ドライブレコーダーのみ、ログを取るのみの製品よりも、勤務管理と安全運転管理を兼ねられる点を、魅力と感じてくださったということでしょうか。

「そうですね。初期の導入コストだけを見ると、もっと安い製品もあると思います。でもそういった製品は『利用期間が最低何年』という縛りがあったり、1年ごとに機器を買い替えなければいけなかったりといった場合もあります。

過去のガソリン代のデータ、高速道路のデータ、事故の保険料のデータ、そういうことも全部算出してみると、検討を進めていた機器のコストは結局どれも同じぐらいでした。

そこで『どうせ同じぐらいのコストになるなら、良いものを選ぼう』という流れになり、『ビークルアシスト』の導入が決定したという経緯です。通信もできるし、カメラもついてくるし、通信ドライブレコーダーだしログも取れるし、という多機能な点を評価しました」

導入による現場の意識の変化

「ビークルアシスト」を導入することに対して、現場の反応はどうでしたか。

「ドライバーの意識は変わったと思います。我々の社有車には電話番号が入っているんですが、実は以前はドライバーの運転時の態度が悪くてクレームの電話がくることもありました。

今はレコーディングされているという緊張感があるのか、ログを見る限り運転態度が悪いということはなくなりました。インカメラは付けない契約ですが、外向きのカメラだけでも相当な抑止力になっているようです」

導入にあたってドライバーからの反対意見はありましたか。

「若い人にはとても好評ですね。記録の手間も省けるし、自分が何時にどこに行ったのか分かるのが便利だと感じているようです。スマートフォンに慣れ親しんでいるので、基本的にログを取ることに抵抗がないのですよ。

ただ年上の方々はデジタルそのものに拒否感があるのと、やっぱり行動を知られたくないという意識が働いて、最初の頃は抵抗がありました」

抵抗がある方を、どうやって説得したのでしょうか。

「世の中の流れとしても安全運転を重視するようになりましたから、『会社として、必要だと思うから導入します』という筋道を作って、推し進めていきました」

ビークルアシストが仲立ちする円滑なコミュニケーション

管理側としては、導入によってどのような変化がありましたか。

「社有車を使う工事課やサービス課は技術が必要な職種。時間も不規則で大変な仕事です。そういった技術者の方は、いわゆる職人気質で管理されるのが嫌いな人が多い。導入以前は管理部門の人間も、改善点を指摘することを躊躇してしまうようなところがありました。

しかし『ビークルアシスト』が導入されてからは、データや映像があるのでコミュニケーションが取りやすくなりましたね。」

『ビークルアシスト』があれば、詳細なデータも取得できますし、ひざを突き合わせていなくても必要な指示を出すことができますね。

「私どもの営業所が札幌・大阪・静岡にありまして、そこの車にも『ビークルアシスト』を付けました。今までは結果的に現地の者に任せきりで、安全対策が全くできていなかったのです。それが『ビークルアシスト』を通じてデータを共有することによって、全社統一したオペレーションができるようになってきたと思います。

また思わぬ副産物としては、燃費が良くなったことですね。ドライバーが経済的なスピードで走ることから、全体で1割ぐらいは燃費が良くなりましたね」

1割も燃費効率が向上するのはありがたいですね。

「そうですね。費用の点もですが、現場の意識が変わって、急加速や急ブレーキが減ったことの証明だと思っています。

24時間体制の特殊な業種ゆえに、社有車の管理が難しいと思っていましたが、『ビークルアシスト』で悩みを解消できました。ドライバーと管理側の中間にシステムを挟むことによって、コミュニケーションがスムーズになったことが嬉しいですね」

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ドライバーと管理者の関性は多様ですが、仕事の時間帯が特殊であったり、相手が遠隔地にいたり、また社員の独立性が強かったりすると、管理者側の声が届かないこともあるのではないでしょうか。『ビークルアシスト』は、客観的なデータをベースにしたコミュニケーションを仲立ちし、スムーズな日報管理や安全管理を行えるよう、サポートします。

ビークルアシスト導入で多くの効果をもたらします。