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サービス紹介
導入事例
第一実業株式会社様

多様なデータを一元管理し、コストと工数をカット
(第一実業株式会社)

第一実業株式会社

業種
卸・商社
導入台数
97台
課題
クラウド型運行管理サービス ビークルアシスト 導入事例集をダウンロード

プラント・エネルギー事業、エナジーソリューションズ事業関連等の、機械器具販売や輸出入を行う「第一実業株式会社」。東京の本社の他、大阪と名古屋の支社を始め全国に支店や営業所を展開する、570名以上の社員数を抱える企業です。
第一実業は2022年5月にパイオニアの「ビークルアシスト(Vehicle Assist)」を試験導入し、その半年後の11月に全社有車97台に対し一気に導入を行いました。インタビューでは、導入の目的や経緯を総務部部長の中島誠一郎さんと、同じく総務部で導入にまつわる業務を直接担当された人見太さんにうかがいました。

導入のきっかけはアルコールチェックの義務化

元々他社の車両管理システムを導入されていたとうかがっています。今回「ビークルアシスト」に管理システムを入れ替えされたきっかけを教えてください。

「元々入れていた運行管理システムを選んだときはリスク管理という観点がなく、車両の予約が目的でした。今回アルコールチェックの義務化にともなって、アルコールチェックや安全管理も車両管理と一元化したいと考えて、入れ替えの検討を始めました。

元のシステムでも他のシステムを併用すればアルコールチェックの管理もできたのですが、工数が増えてしまうので、なるべくスムーズに一元管理できるクラウド型運行管理サービスを探し展示会に足を運んだところ、『ビークルアシスト』を見つけたという経緯です」(人見さん)

工数削減の観点から一元管理を条件に選定

アルコールチェックは毎日のことですし、さらに社員数も多いとなると、一元管理して工数削減することの意義は大きいですね。

「毎年4月に新入社員が入るのはもちろんですが、昨今の状況ですと中途で入ってくる人も多いので、毎月数件はアカウントを発行して管理するという業務が発生します。

一元管理できていれば、そういった際のアカウント発行もひとつだけで済むといったところで、総務としては大きな工数削減になります」(人見さん)

入れ替えに際して他社製品もご検討されたと思います。どのような点が「ビークルアシスト」を選ばれた決め手になったのでしょうか。

「パイオニア含めた3社で比較検討をしました。決め手はやはり一元管理ができるということと、使い勝手の良さですね。ユーザーインターフェースの部分で使いやすいなと思いました。毎日使っていると、見やすいとか、クリックする数が少なくて済むとか、そういったところも大切ですので。

あとは全体的にどうしても絡んでくるコストのところですね。『ビークルアシスト』はアルコールチェックのオプションを込みでも、安価で導入しやすかったです」(人見さん)

アルコールチェックと運行管理システムを一元管理にすることで、工数削減につながり、コストも削減もできたわけですね。

導入後すぐ車両管理が可能でタイムロス無し

「管理登録に関してもメリットがありました。以前のシステムですと、業者に依頼して登録が完了することで、初めてシステムに反映される形でした。そうなりますと、入れ替えがあった時にナンバーを変えたりするのが、一々業者マターになってしまって気軽に変えられないんですね。業者に頼んでからシステムに反映される期間が、長ければ2カ月くらいかかってしまう。

第一実業の社有車に取り付けられたドライブレコーダー(DM04)

『ビークルアシスト』も、車両導入してからドライブレコーダーを取り付けるまで、運行記録は使えません。ただ総務部でシステムに登録していれば、車両予約はできるのです。タイムラグなく車両登録ができて、すぐに車が使える。そういった面ではビークルアシストは管理部署にとって非常に使いやすいのです」(人見さん)

人数が多かったり、常に新しい方が入ってきて車両が増える可能性があったりすると、増車も多いと思います。増やしてすぐに車が使えるか否か、というところはポイントですね。

「最近も新しく名古屋の方で納車された車にドライブレコーダーを取り付けるところで、手配を調整中ですけれども、以前のシステムだったらシステム上にまだその車がないわけです。でも『ビークルアシスト』は、管理部の手元でアカウントを作ればすぐシステムに出てくるので、既に車両予約ができます。そのタイムラグのなさが、ありがたいですね」(人見さん)

「実は車両管理も、『ビークルアシスト』を導入する前は手動でやっていました」(中島さん)

「そうなのです。手動から『ビークルアシスト』に切り替えたことで、手間が激減しましたね。車両リースの期間もこのシステム内で管理が可能で、リマインドのアラームも飛ばせます。例えば6月までが車両リース期間だとすると、その半年前の1月には、入れ替え時期を知らせるアラームが飛んで来るように設定できます。

すると6カ月前という早いタイミングで再リースにするか、新しい車両に入れ替えるかという判断が出来るわけです。近年は世界的な情勢もあり、車両納期が長期化しています。納車まで1年近くかかる事もあるので、早めに動く必要があり、有難い機能です」(人見さん)

車両の確保が難しい昨今、納車したらタイムラグなく使えること。また入れ替えのタイミングを見逃さないことが重要。その管理のためにも「ビークルアシスト」が役立っているのですね。

支社ごとの状況をデータ分析し安全運転管理に活用

安全管理に関してはどのように活用されていますか?

「まだ導入後半年ほどということもあり、これから独自の活用方法を見つけていきたいところです。以前のシステムのときも最終的には危険挙動の集計をしてリスト化し、毎月1回部門長に送るということをやっていました。

やはり総務部の使命として、安全運転で事故を防ぐことを促していきたいので、今後は『ビークルアシスト』の機能を使って社員の安全運転意識を高めたいと思っています。今はどう見せようかなというところを検討している最中です」(人見さん)

会社ではどのようなシーンで社有車を使い、またどのような課題があるのでしょうか。

「我々が販売や輸出入を行っている関係上、基本的にはお客様を訪問する際に使います。特に販売に関してはお客様の企業が工場であったりするので、訪問する場所は郊外に多い傾向があります。また、ヘルメットや資料など、持ちものが多いので車の方が楽だということもあります」(人見さん)

「工場ですと公共交通機関で行きづらい場所が多いものです。最寄りまでタクシーとか、バスを使うという手段もあるのですが、なかなかバスだと本数がないという地域もあります。

そういったところは営業車両で回った方が効率的です。地方ですと営業車両を使わざるを得ないシーンが多いですね」(中島さん)

「課題といえば、支社や支店によってはかなり広範囲をカバーしていて、例えば福岡支店は、九州全般を見ているのです。そうなるとどうしても移動が長くなってしまうというところです」(人見さん)

長い移動距離のなかで、事故を起こしてしまいそうな瞬間もあるのでしょうか。

「それはあると思います。公共交通機関が充実している都心部と違って、地方ではどうしても走行距離が長くなります。長距離の運転は疲れが出ますから、事故につながりやすくなるでしょう。

今後『ビークルアシスト』の走行記録が溜まっていけば、部署の傾向というのが色々出てくるので、その部署ごとの適切な指導方法が見えてくると思います」(人見さん)

アルコールチェックの結果を一元管理できるプラン(スリーゼロforビークルアシスト)をお使いいただいていますが、すでに活用されていますか?

「実は昨日から運用開始しました。アルコール検知器の利用は法律上、まだ猶予されているのですが、練習で使っています。まずは社員にアルコール検知器でチェックする習慣をつけてもらおうという狙いです。昨日みたところ、想定以上の社員が真面目にチェックしていましたね。

新入社員の入って来る4月のタイミングで、アルコール検知器も行き渡らせたいので、現在手配中です」(中島さん)

車両数最適化が膨大なコスト削減につながる

今後「ビークルアシスト」を活用していきたい分野はあるのでしょうか?

「車両管理ですね。現在会社全体で社有車が100台あるのですが、本当にそれが適正な配置なのかを検証する必要はあると思います。どこかが余っていたり、どこか足りなかったり…ということが起こっているなら、最適化することが『ビークルアシスト』があれば、出来るかもしれないと期待しています」(人見さん)

「稼働率などを分析して『本当に被って使っている時間ってどれくらいあるのかな?』というところを見ていけば、最適な台数が分かるはずです。

営業担当者は皆1人1台欲しいところだと思いますが、車は持っているだけでコストもかかりますし、事故の可能性もあります。管理側としては、公共交通機関で行った方がいいところは、車を使わないように促しています」(中島さん)

「調べてみると社有車全体のコストは、ガソリン代や、高速代、保険料なども全てあわせますと年間1億5千万円くらいかかっているのです」(人見さん)

年間1億5千万円は、相当なコストになりますね。

「はい、そこは最適化したいですね。とはいえ、車利用を廃止して全て公共交通機関やタクシーを利用するというのも、現実的ではありません。車ですと1台に3人が乗っていたりもするので、車に代えて全て公共交通機関を使うのも、コスト高になる可能性があります。

ですからギリギリのラインで最適化するのが大切で、そこに『ビークルアシスト』のデータが役立つのではないかと考えています」(人見さん)

「更にいえば、公共交通機関を使えば時間の効率化にもなります。車を運転している最中はメールひとつ打てませんが、新幹線ならその間メールも電話もできますよね。

1日運転して、帰社してからメールの返信や資料作成をすることを考えれば、新幹線を使った方が業務の効率化につながります」(中島さん)

車か公共交通機関かという二者択一ではなくて、業務内の移動手段や時間の使い方を最適化することを考えていらっしゃるのですね。

「そうですね。そのあたりを、システムの力で解決したいと考えています」(人見さん)
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社員数が多いと、ひとつひとつの管理の工数の累積が膨大な手間やコストになってしまいます。『ビークルアシスト』は、日々の管理業務の工数を可能な限り削減しつつ、効果を最大化することを目標に開発されています。使いやすいインターフェースで無理なく利用を習慣化し、日々の業務効率化や安全管理を実現。また将来的な工数削減やコストダウンにつながるデータを自動的に蓄積します。

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