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サービス紹介
導入事例
黒光商事株式会社様

安全運転意識が向上し、無事故日数を更新中(黒光商事株式会社)

黒光商事株式会社

業種
外食・食品
導入台数
32台
課題
クラウド型運行管理サービス ビークルアシスト 導入事例集をダウンロード

昭和29年、学校給食法が施行された年に創業した黒光商事様。「学校給食のパイオニア」を掲げ、安心できる食材を日々届けています。早朝から時間に追われる給食ならではの配送業務において、運行管理と安全運転意識向上のために通信型ドライブレコーダーをご活用いただいています。今回は、運行管理を担当しながらハンドルも握る、営業部の久保井主任にお話をうかがいました。

子供たちが楽しみに待つ、給食を支えて半世紀

学校給食のパイオニア

肉、魚、野菜、乾物、調味料、プリンカップに至るまで、私たちだけでも給食が賄える取り扱いがあります。先々代社長が「給食のレベルを高めたい」と始めた会社なので、今でも学校給食卸一本です。子供たちが安心して口にできるように産地や生産者まで細かく確認した食材を直接仕入れて加工することで、鮮度が高いまま納めています。
また、時には生産者を小学校に呼んで、畑から給食までの一連を子供たちに知ってもらう“食育”を行うなど、ただ食材を仕入れて納めるだけでなく、食材のストーリーまで届けるようにしたいと考えています。

ジュニア食育マイスターの資格を持つ営業部の久保井駿 主任

毎朝の配送が時間との戦い

こうして選び集めた食材を東京都の城南地区や神奈川県川崎市を中心に配送しています。29台の車両を使って、1台で多ければ15〜20校周り、1日で200~300校へと届けています。ルートは基本的に決まっていますが、学校ごとに運動会や遠足などの用事によりフレキシブルな対応が必要です。朝4時半には出社し積み込みを行い、遠い配送先だと5時頃には出発、早ければ6時頃に納品が始まります。学校給食は「当日納品当日消費」が原則で、基本的には冷凍品を使わないためチルド品を毎日届けなければなりません。納品時には調理師さんが立ち会い、検品しながら品物と数量を確認するため、1校ごとの時間がかかる上に調理前には納めなければいけないので、いつも時間に追われます。配送が遅れていると学校からいつ頃届くか電話で問い合わせが入ったり、また発注漏れなどにより急な仕入れ・配送に対応することもあります。

しかも学校ごとに納品時間の指定が異なり、8時頃の場合だと登校時間と重なるため、急ぎながらも特に慎重な運転を要します。万が一配送中に事故を起こしたり巻き込まれたりすれば、警察の実況見分のため車両を動かせず、時間通りに給食づくりができなくなってしまう。やはり確実に届けるには安全運転管理の徹底が大事です。

運行管理の以前に、SDカードの管理が大変

ドライバーは時間に追われると運転や作業に集中しすぎてしまい、結果的に配送業務について学校や近隣の方からのクレームが来ることもあります。以前は車両の走行位置や速度をSDカードに記録するパイオニアのシステムを使っていました。しかし、多忙な業務の合間にSDカードの回収、パソコンへの読み込み、データのチェックまでを、私1人で毎日30台分行うのは不可能で、実際はタイムラグが発生するものの、2週間ごとにデータを確認するのが精いっぱいでした。しかも、ドライバーがSDカードをさし忘れて記録が取れていない時があったり、抜き差しによるSDカードの破損などもあり、実際には、こちらに非がない事故だったのに、記録データが残っていなくて示す証拠がなく、悔しい思いもしました。

1台2役の通信型ドライブレコーダーを導入

SDカードでの運用からもっと運用しやすいものはないかと探していたところ、運行管理機能も兼ね備えた通信型ドライブレコーダーがあることを知りました。今までSDカードを回収しながら管理していたことがサーバー上でいつでも行えるのは大変魅力的で、ちょうどドライブレコーダーの導入も検討していたため、思い切って切り替えることにしました。

SDカードの管理から解放

安全運転をサポートする機能や強衝撃など、車両に何かあればすぐにメールが飛んでくるので、万一の際にすぐに状況が把握できるのはメリットが大きいと感じました。SDカード管理の負担から解放されたのは本当に助かっています。

通信型ドライブレコーダーを導入してから、ドライバーの意識も引き締まった感がありますし、近隣の方からクレームが来た時には、録画映像で事実確認ができ、ドライバーを適切に指導することもできるようになりました。

安全運転意識が向上し、無事故日数を更新中

自分も配送ドライバーとして運転しますが、通信型ドライブレコーダーがヒヤリハット地点を事前に音声で案内してくれるのは、事故防止につながっていると感じます。音声警告で「気をつけなきゃ」と思っていると、確かに急に前のクルマが止まったりして、あらためて安全運転意識の大切さを実感しました。従来は、学期始めに行う定例的なミーティングで交通安全指導を形式的に行っていただけですが、今は“危険挙動通知メール”を確認しているだけでも「急発進が多い」など、ドライバーごとの傾向や、指導が必要なドライバーがわかってくるので、安全運転対策も考えやすくなりました。事故が毎月のように続いてしまっていた時は、保険料もかなり上がってしまっていましたが、通信型ドライブレコーダーを導入してからは、連続無事故の日数が着実に伸びていますので、保険料の削減効果も期待できそうです。

現在は緑ナンバー取得に向けて会社が動いている最中でもあり、信用の点からも安全運転管理レポートなどを活用して安全運転意識を向上させ、事故を減らしていきたいと思います。 もうひとつ、新人ドライバーの同乗指導の期間短縮にトライしてみたいですね。現状は1週間はベテランと一緒に回り、納品先のルートや納品上の注意点から安全運転まで指導していますが、通信型ドライブレコーダーの映像や安全運転をサポートする機能をうまく使って、早い段階からひとりで配送できるようになると効率的でいいですね。

当日はお忙しい中、また台風の中、取材にご協力頂きましてありがとうございました。
パイオニアは今後もビークルアシストを通じて皆さまのビジネスをサポートしてまいります。

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