セーフティ・チャレンジ2021春 入賞者インタビュー(尼崎電機様)

パイオニアはモビリティサービスで社会に貢献すべく、安全運転管理のご支援として毎年「ビークルアシスト セーフティ・チャレンジ」というイベントを4月~5月にかけて開催しています。今回はビークルアシスト セーフティ・チャレンジ2021で素晴らしい結果を残された尼崎電機株式会社の中﨏 悠貴さまに取材をさせて頂き、安全運転の秘訣をお話いただきました。

 

 インタビュイー

  尼崎電機株式会社 https://www.amaden.co.jp/

  管理本部 総務経理課 係長 中﨏 悠貴さま

 インタビュアー

  パイオニア株式会社 モビリティサービスカンパニー ビジネスマーケティング部 汐満有佳

 

目次

1.移動中の危険挙動の動画を有効活用!

2.特に危険だと感じた動画は会議で共有

3.事故が減少しただけでなく、事故の報告漏れも減少

移動中の危険挙動を動画で確認できるのがいい

移動中の危険挙動の動画を有効活用

パイオニア汐満(以下、汐満) ビークルアシスト セーフティ・チャレンジ2021春にご参加いただきましたこと、改めて心より感謝いたします。

尼崎電機中﨏さま(以下、中﨏さま) いえいえ、こちらこそ評価頂いたことを嬉しく思います。

汐満 今回は惜しくも2位という結果でした。次回もご参加いただき、社内の安全運転啓蒙にお役立てください!それではまず尼崎電機様の事業について教えてください。                                        

中﨏さま 尼崎電機は昭和31年に創業した電気設備工事の会社です。

設立当時は小さな配電盤メーカーから スタートしましたが、日本の経済が成長していく中で地道に事業領域を広げ、工業プラントの自動化・省力化に貢献するエンジニアリング集団として、今日まで技術を蓄積してきました。

今ではお客様の信頼に支えられ、 電気・計装設備工事、制御システムのハード・ソフトの製作、工場の安全操業を実現するための保全・保守、さらには再生可能エネルギー(太陽光発電、風力発電)工事、高度情報化が進化する中でのコンピューターネットワーク通信工事も積極的に取り組み、設計から、施工・保守・メンテナンスまでのワンストップソリューション体制を確立しています。

また、官公庁発注工事も多数手がけ、創業から半世紀が経過した今、確かな技術力でお客様のニーズに応え続けてきた実績は、高い評価と信頼を得ています。

汐満 施工や保守が伴う業界では社有車が欠かせないですね。それでは早速、ビークルアシスト導入の経緯をおしえてください

中﨏さま ビークルアシスト導入前までは、弊社の社有車にはドライブレコーダーが設置されていませんでした。そのため、事故の削減と事故発生時の記録を目的として、通信型のドライブレコーダー導入を検討していました。シンプルに録画するだけの機能だけのものも検討したのですが、最終的に従業員の行動管理や、豊富な機能をもつビークルアシストを採用しました。

汐満 どのようにビークルアシストをご利用頂いてますか

中﨏さま 弊社は建設業になるのですが、ドライバーの方が自宅から現場へ直行するケースがあります。その場合、会社にあるタイムカードを利用することが出来ないので、エンジンのオン・オフで従業員の勤務状況が把握できます。普段から動体管理や走行履歴などの機能も利用していますが、移動中の危険挙動を動画確認できるのがいいですね。

特に危険だと感じた動画は会議で共有

汐満 動画をもとにドライバーに安全運転の指導をされてますでしょうか

中﨏さま 送られてくる動画を見て「危ない!」と思ったらドライバーとその上司に動画を共有し、改善を促しています。また以前より、毎月安全に関する会議を開催していますので、特に危険だと感じた動画は会議で共有し、再発防止に努めています。このような活動により、安全運転に気を使っているドライバーの方は増えています。

汐満 自分の運転する動画が、会議で共有されることに抵抗のある方も多くないでしょうか

中﨏さま そうですね。もちろん、そのような場で動画が公開されることは、ドライバーにとって名誉なことではありませんが、事故を削減することを目的にこの活動を続けています。

事故が減少しただけではなく、事故の隠蔽も減少

汐満 ビークルアシストを行動管理にもご利用いただいているとのことでした。詳しくお話いただけますか

中﨏さま 行動管理といっても、ドライバーの行動を常にチェックしているということではありません。頻繁にある訳ではありませんが、例えばお客様や協力会社様から「約束の時間になったが、まだ来られていない」という問い合わせがあった場合に、今どこにいるのかをビークルアシストを通じて確認することができます。

汐満 直行直帰の場合、そのような問い合わせがあると従業員の安否が心配ですね。

中﨏さま ドライバーの中には、半年以上会社に立ち寄らない方もいます。そのため、事故があっても報告を失念してしまう方がいました。ビークルアシストは事故や危険運転が発生した場合、自動的に通知してくれます。これにより事故が減少しただけではなく、事故の隠蔽も減少しました。

導入して3年が経過しているのですが、事故は毎年少なくなっており、導入の効果を感じています。どのような運転をすれば、ドライブレコーダーが危険運転と認識するのかをドライバーが把握しており、それが安全運転に繋がっているのでしょう。

汐満 ビークルアシスト セーフティ・チャレンジについてお聞きしたいのですが、今回の参加理由を教えていただけますでしょうか

中﨏さま 今回、初めての参加だったのですが、どのようなイベントなのか興味を持った次第です。イベント期間中にお役立ち情報として動画がメールで送られてきましたが、それらの動画は非常に参考になりました。前述の会議などで共有もさせていただきました。ただ、弊社として2位という結果は喜ばしいのですが、どのような採点基準だったのかが知れればとも思いました。イベントには今後も継続的に参加したいと考えています。