• 車両管理業務

​​フリートマネジメントシステムとは? 導入のメリット6つをチェック​

​​フリートマネジメントシステムとは、法人や団体が所有する業務用の営業車や貨物車両、トラックの運行や車両を効率良く管理できる​​システム​​です。業務の効率化や生産性の向上につながるため、導入を検討している企業が増えてきています。​
​​本記事ではフリートマネジメント導入のメリットやデメリットについて詳しく解説します。また、フリートマネジメントシステムの導入事例も紹介するので、自社の状況やお悩みに近い事例などがあるかぜひチェックしてみてください。​

目次

1.フリートマネジメントとは事業用の車両を管理・運行できるシステムのこと

2.フリートマネジメントシステム導入のメリット6つ

2-1.運行ルートを最適化できる
2-2.売上アップにつなげられる
2-3.コスト削減につなげられる
2-4.事故を防止できる
2-5.管理者の負担を軽減できる
2-6.法令遵守につなげられる

3.フリートマネジメントシステムを導入するデメリット

3-1.運転者が抵抗感を​​抱く​​ことがある
3-2.システム導入の手間がかかる

4.フリートマネジメントシステム、ビークルアシストの活用事例を紹介!

4-1.株式会社ネクステージの事例
4-2.株式会社アイセイ薬局の事例
4-3.フジ建設株式会社の事例

5.フリートマネジメントシステムを活用して事故防止や業務効率アップにつなげよう

 

フリートマネジメントとは事業用の車両を管理・運行できるシステムのこと

​​フリートマネジメントとは、企業や団体が持つ事業用の車両を適切に管理・運行することで、フリート管理または車両管理と呼ばれることもあります。​

​​車両管理に関しては、​​車両総重量7トンもしくは最大積載量4トン以上の事業用大型トラックには、タコグラフと呼ばれる運行記録計の搭載が義務付けられています。(※)
タコグラフは速度や距離を始め急加速や急減速などの情報を取得できる機器ですが、道路状況や運行状況などの情報をリアルタイムで共有するのは難しいです。また、営業車や小型の貨物車両にはタコグラフの搭載が義務付けられていないため、そもそも設置していないケースも多く、企業は車両の管理にさまざまな課題を抱えていました。​

​​近年ではデジタルシステムを活用してビジネスを最適化するDX(デジタルトランスフォーメーション)への注目度が高まっています​​が、​​物流や社有車の運行にもDXを導入する​​ことで業務の効率化が期待できます。その​​ためには、車両の運行状況を管理できるシステムやツールが必要不可欠です。​

​​車両管理システムである​​フリートマネジメントシステムでは、地図データやGPSを反映して車両の動態管理を行​​うことができます​​。システムの導入によって最適ルートの提案や、交通ルールの遵守、車検や保険契約の管理の一元化​​などが可能です。​

​​(※)出典:公益社団法人全日本トラック協会「運行記録計(タコグラフ)の装着義務付け対象拡大につい

フリートマネジメントシステム導入のメリット6つ

​​フリートマネジメントでは企業が所有する社有車にGPSを取り付けて管理を行います。専用システムによるフリートマネジメントには、以下のような数多くのメリットがあります。​

運行ルートを最適化できる

​フリートマネジメントシステムには、車両の走行ルートや道路の状況などさまざまなデータがリアルタイムで提供されます。集積されたデータを分析し、​​最適​​な運行ルートを提案するのもフリートマネジメントシステムの機能の一つです。​
​​業務に適した運行ルートを逐一把握できるシステムを活用すれば、配送の遅延が起こりにくくなります。無駄のないルートでの配送や運送を行えるため、業務の効率も大幅にアップするでしょう。​

売上アップにつなげられる

​​営業や販売業といった業種では、突然の依頼や急な注文にも迅速に対応しなければなりません。また、タクシー業界などの輸送業界では、お客様のもとにいち早く到着する機動力が求められます。​
​​社有車の運行状況がリアルタイムで把握されていない状況では、貴重なビジネスチャンスを逃しかねません。顧客の要望に即座に対応するためには、フリートマネジメントシステムを導入し運行ルートの最適化や従業員の位置情報の集約を行うのが望ましいで​​しょう​​。​

​​状況に応じた柔軟かつ迅速な対応ができれば、顧客や取引先からの信頼も高まっていき、結果として売上増加や収益増加につながる​​可能性があります​​。​

コスト削減につなげられる

​​​フリートマネジメントシステムを効率よく活用すれば、さまざまなコストの削減にもつなげられます。​
​​社有車や事業用トラックにかかるコストは、企業にとって大きな支出の一つです。システムで車両の稼働状況をチェックしあまり利用されていない車があれば、必要に応じて所有車両の台数を調整しましょう。​
運行や業務に適した台数に絞ることで、車両の点検費、保険料、駐車場代などを大きく削減できます。​

​​フリートマネジメントは燃料代の削減につながる側面もあります。フリートマネジメントシステムの中には走行ルートを提案する際に、燃費の良いルートやCO2排出量が少ないルートなどを表示してくれるシステムがあります。燃料代の高騰に頭を悩ませている企業は、こうしたシステムを活用すれば燃料費を効率よく削減することが可能です。​

事故を防止できる

​​​フリートマネジメントシステムには、安全運転の強化につながるというメリットもあります。​
​​フリートマネジメントシステムは、車両の走行ルートや現在地を取得できるだけでなく、道路状況や天候などをシステム上に反映することも可能です。車両の配置や走行ルートが状況に合わせて最適化されるため、事故の発生率も自然と下がるのです。​
​​また、他にも事故を防止するさまざまな機能があります。例えば走行距離をチェックしてアラートを出す機能、車体にかかる重力加速度を計測し危険運転を検知する機能などが挙げられます。事故が起こりやすい場所を知らせたり、従業員の運転傾向を把握したりす​​ることで​​、社有車の事故リスク​​低減につながる​​でしょう。​

管理者の負担を軽減できる

​​​フリートマネジメントシステムでは車両の運行状況のほか、車検や保険に関する情報なども管理できます。​
​​所有する車両の管理を紙ベースで行っている企業は少なくありません。しかし、すべての車両の情報を紙の資料で管理するのは手間がかかります。管理者は車両に関する情報管理だけでなく、適切な人員配置も行う必要があり、手作業での管理は大きな負担となることがあります。​
​​専用システムを使ってデジタル上で車両の管理ができれば、管理者にかかる負担を軽減することが可能です。​

法令遵守につなげられる

​フリートマネジメントシステムには、企業が所有する車両の点検に関する情報が登録されます。​
​​道路運送車両法では、車両の使用者に定期点検や車検(自動車検査登録制度)が義務付けられています。しかし、多くの車両を所有する企業では、それぞれの車の点検時期がずれるため、点検漏れが起きるかもしれません。フリートマネジメントシステムで車両を管理すれば、それぞれの車両の点検時期をしっかり確認できます。​

​​また、企業の運行管理責任者や総務は走行履歴を分析した結果や交通ルールの遵守を従業員に伝えることがあります。旅客運送車両の運転者には、義務化されているアルコールチェックを行う体制も必要です。​​フリートマネジメントシステムを活用することで、​​こういった役割を効率的に行う​​ことができます。​

フリートマネジメントシステムを導入するデメリット

​​フリートマネジメント​​システム​​には多くのメリットがある一方で、いくつかデメリットもあります。ここからは、フリートマネジメント​​システム​​を導入することで想定されるデメリットについて見ていきましょう。​

運転者が抵抗感を​​抱く​​ことがある

​フリートマネジメントシステムを導入すると、車両の位置を常に確認できるようになります。従業員が社有車を使うときの移動ルートや行動パターンを追跡できるのは、フリートマネジメントシステムならではのメリットと言えるでしょう。​
​​しかし、この追跡システムに監視されているという印象を持つ従業員もいます。システムへの抵抗感​​から​​、導入に反対する人もいるかもしれません。​
​​フリートマネジメントを導入する際には、フリートマネジメントがもたらすメリットを周知し、​​理解を得るようにし​​ましょう。生産性の向上や事故防止、法令遵守につながるという点を適切に伝え、従業員の抵抗感を減らしていくことが大切です。​

システム導入の手間がかかる

​フリートマネジメントシステムを導入すれば、コスト削減や効率アップといった多くの効果が見込めます。しかし、システムの導入段階ではどうしても初期コストがかかります。また、システム構築や​​情報の​​周知、マネージャー育成などの手間がかかってしまう点も事実です。​
​​システムが十分に浸透するまでは費用対効果が表れにくいため、フリートマネジメントシステムの導入をためらう企業もあるかもしれません。しかし、腰を据えてシステム導入に取り組めば、データ分析や業務の自動化、効率化によって得られる恩恵は大きいでしょう。​
​​まずはフリートマネジメントのメリットを十分に理解し、長期的な視点でシステムの導入を​​検討してみてください​​。​

フリートマネジメントシステム、ビークルアシストの活用事例を紹介!

ビークルアシストは、パイオニア株式会社が提供するクラウド型フリートマネジメントシステムです。動態管理やコース作成、危険運転への警告や車両管理など多彩な機能が備わっているビークルアシストは、企業のニーズに応じて便利に活用できます。 
ここからは、ビークルアシストによるフリートマネジメントの活用事例を紹介します。 

株式会社ネクステージの事例 

中古車買い取りや中古車販売の事業を行う株式会社ネクステージは、2019年からビークルアシストを導入しています。システム導入車両は、買い取り業務に使用する車両や整備部門の車両、マネージャーの車両など700台以上にも及びます。 
同社は自動車の買い取り査定のために顧客のもとに社有車で訪れる必要があるため、社有車の管理システムの存在が必要不可欠です。運転の録画機能を搭載したシステムの導入によって、同社では営業中の交通事故や交通違反が起こりにくくなりました。
また、数多くの車両の現在位置や走行ルートを一元管理できるようになったのも、ビークルアシスト導入の大きなメリットです。  

詳しい導入事例(株式会社ネクステージ)はこちら 

株式会社アイセイ薬局の事例

全国に400店舗近い調剤薬局を展開する株式会社アイセイ薬局では、2020年からビークルアシストを活用しています。 

同社では店舗マネージャーに車両を個人貸与して、支店の管理や営業を行っています。以前は車両の使用状況を手書きで記入し管理していましたが、大きな手間がかかることから、システムの導入に踏み切りました。
システム導入後は走行状況が自動で記録されるようになり、車両の管理がしやすくなったと言います。また、ビークルアシストの導入はコンプライアンス強化や安全運転意識の強化にもつながりました。 

詳しい導入事例(株式会社アイセイ薬局)はこちら 

フジ建設株式会社の事例

廃棄物処理業や解体工事業、道路清掃業を手掛けるフジ建設株式会社では、廃棄物処理に使用するトラックの運行管理のために、ビークルアシストを導入しています。

同社がかつて使用していたトラックには他社の運行管理システムを導入していましたが、このシステムにはドライブレコーダー機能がついていませんでした。事故の防止やトラブル防止のため、同社はドライブレコーダー機能のあるビークルアシストへの乗り換えを行いました。 
事故の際に映像と音声のデータを検証すれば、トラブルを最小限に防ぐことが可能となります。また、重大な事故やトラブルの件数を減らせるのも、ビークルアシスト活用のメリットです。  

詳しい導入事例(フジ建設株式会社)はこちら 

フリートマネジメントシステムを活用して事故防止や業務効率アップにつなげよう

フリートマネジメントシステムは、企業が使う事業車の一括管理ができる便利なシステムです。導入によって得られるメリットは、コスト削減や事故防止、売上アップ、管理者の負担軽減などさまざまです。
自社に合うフリートマネジメントシステムを導入すれば、車両管理の効率が大幅に高まります。導入の際には、どのような機能が搭載されているかを詳しくチェックして選ぶようにしましょう。
ビークルアシストは多くの企業に選ばれている人気のクラウド型フリートマネジメントシステムです。使いやすいフリートマネジメントシステムをお探しなら、多彩な機能を持つビークルアシストをぜひお試しください。